綿ふとんのQ&A
Q1,綿ふとんの特徴は何でしょうか?
@木綿わたは吸湿性・保温性に優れ、復元力に富んでいます。中空で天然のよじれを持っているため、日干しをすることにより、優れた回復力をもっています。
A木綿わたは寝返りしやすい適当な硬さとクッション性をもっています。インド・パキスタン産の綿花は敷き布団に適しており、メキシコ・アメリカ産の綿花は掛け布団に適しています。
B品質の良い木綿わたを使用している場合には、打ち直しを行う事ができます。
Q2,敷布団には、綿100%のものと、綿とポリエステルの混じったものがありますがどちらが良いでしょうか?
綿100%は吸湿性に優れ、ポリエステル混のものは軽くてかさ高性にすぐれています。ポリエステル混用の割合は、30%位が適当です。ポリエステルを多く入れますと、夏の場合、吸湿性が悪くむれた布団になります。
Q3.綿ふとんを購入する時、どんな点を注意したら良いのでしょうか?
購入する場合には、中わたによって値段も大きく変わりますので、品質表示で中わたの組成を確認してください。いずれにしてもあまり安いものはお避けいただく方が無難です。
Q4.綿ふとんの打ち直しは何回ぐらいできるのでしょうか?
@打ち直しは硬くなったわたをときほぐすもので、傷んだ繊維を直すものではありません。硬くなったわたほぐすとき、機械でわたの繊維を切り、短くなったりしますので、かさ高の回復力等の性能が落ち、わたが硬くなりがちです。打ち直しをされる場合は、2回ぐらいが限度でしょう。
A打ち直したわたは、敷布団か座布団にされた方が得策です。
Q5.10年以上使用している布団は、打ち直しできるのでしょうか?
10年以上使用しておりますと、わたの繊維が相当劣化していると思われますので、打ち直ししてもその効果はあまり無いと思います。快適に使用していただける期間は、掛け布団で約5年、敷き布団で約3年ぐらいが標準ですので、打ち直しを行う目安でもあります。 10年お使いになれば衛生的な新しい布団に買い換えられ、気持ちよい布団をご使用になられてはいかがでしょうか?
Q6.未使用の綿ふとんを長年保管してあるがどうしたら良いのでしょうか?
木綿わたも長年保管しておりますと、使わなくとも徐々に繊維が劣化しますので、暖かみが無くなっているものと思います。わたを打ち直しなどで新しいわたとミックスするか、ポリエステルわたとミックスすることをおすすめします。
Q7.現在使用している綿ふとんを快適に使うには、どのような管理・手入れが必要でしょうか?
天気が良い日に午前10時から午後3時ぐらいの間に、2〜3時間、表と裏の両面を天日で干してください。干した後は布団を強く叩かないでください。強く叩くと中わたの繊維がちぎれますのでご注意ください。大きめのブラシでやさしくホコリを払う感じで、又は掃除機で吸い取る方法をおすすめします。また、布団の丸洗いか、打ち直しをするのも方法です。なお、湿度の高い日に干したり、湿度の多い場所に収納しますと逆効果になりますので、ご注意ください。
Q8.綿ふとんのクリーニングはどうしたら良いのでしょうか?
汚れのひどい時は、アクアジェットクリーニング(布団の丸洗いシステム)をおすすめします。このアクアジェッ トクリーニングをされる場合布団店または専門業者にご相談ください。このクリーニング方法は、布団のよごれや汗による塩分や雑菌を洗い流すことができます。又、ダニの生態を死滅させ、糞は水に溶けますので衛生的です。ただし、ご家庭での水洗いはお避けください。
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